（109） Ｄｅｂｕさんの９１１陰謀論


ＣＭＬでのＤｅｂｕさんの初投稿です。


[CML 000063] 911 WTCの粉塵中の爆発物 (ナノテルミット) についての化学物理学論文 Debu Spectator

査読されてオンラインの化学物理学雑誌に掲載された、正統論文であるってのが売りらしいです。
しかしＤｅｂｕｎｋｅｒ達がいちゃもんをつけているだけで、正統な反論がなされていないのが不満のようです。

論文の要旨はＷＴＣの粉塵の中から、酸化鉄、アルミニウム等の微小粒子からなる「ナノテルミット」という、米軍の秘密高性能爆薬と同等の成分が見つかったっていうもので、これがＷＴＣ爆破の動かぬ証拠だ！って事らしい。

もちろん正統論文だから、反論は同等の検証と査読の上で掲載されなければならないのですが、現実はデバンカーのいちゃもん付けしかないわけです・・・どおして？

今更グラウンドゼロに行って粉塵集めなんてできないし、検証・反論した処で学術的に何の業績にもならないし、その研究の中で何か全く新しい知見が得られる訳でもない・・・よーするに研究者として売名以外に得られるものが何もない！



まっ、米軍の秘密高性能爆薬を何でデンマークの科学者が知っているの？ってツッコミはともかく、かの阿修羅のバルちゃんも同様に言及しているので、リンク紹介。

ＷＴＣ解体：軍用ナノ・サーマイト（スーパー・サーマイト）使用を決定付ける論文 - バルセロナより愛を込めて 2009/4/05 21:15:58 (5)


これにはＤｄｏｇ氏が反論しているけど。。。まっ、いちゃもん付けだけど。

Re: ＷＴＣ解体：軍用ナノ・サーマイト（スーパー・サーマイト）使用を決定付ける論文 - Ddog 2009/4/21 02:07:03 (1)

まあ、これでは裁判になった場合証拠にはならないでしょうね。
テロリストが機内にに持ち込んだものとしたら？
自分の頭で考えないで、ネット上の情報を安易に信ずるから、たった一撃貴殿のネタは証拠でなくなってしまいますね。証拠にするには、テロリストが機内に持ち込まなかったことを証明しなくてはなりませんから、証拠としては採用されません。
欧米の有名な学者＊＊＊＊の論文がとか、欧米の研究所の研究によるととか、そういった権威主義的なデータを振りかざし、自分は正義の味方だと思っているようだね。まるでDdogが悪の秘密組織の手先だと思っているようだ、あきれるよ。



正解はここ ↓

ナノサーマイト （911陰謀論） - Skeptic's Wiki

・もともと「Open Chemical Physics Journal」は専門家も知らないようなマイナーなジャーナルである。
　2008年から刊行されたようだが、2008年度は１０報、2009年度はまだ２報の論文しか掲載されていない。
　こうしたジャーナルは審査が甘い可能性がある。
・ジャーナルの編集長Marie-Paule Pileni教授は、ナノサーマイトの論文が彼女の許可なく掲載されたことは受け入れ難く、
　編集長を辞退した、その論文は本来掲載されるべきではなかった、と主張している。
　なお、Pileni教授の専門はナノ材料である。
・また、論文の筆頭著者のNiels Harrit氏は、論文の査読を行った匿名の審査員2人の名前を知っていると述べているとのこと。
　これは、「匿名の審査員による公正な論文の査読」というルールがこのジャーナルでは守られておらず、論文がきちんと
　査読されたかどうかについて重大な疑惑が示唆される。
・さらに、「ジョーンズらの発見したのは、WTCの鉄骨に塗られていた錆止めの赤ペンキではないか？」という批判まで出てきた。
・ナノサーマイトはいまだ基礎研究の段階であり、2001年当時に実用化されていたとは考えにくい。
・しかし、こんなことを言ってみたところで、陰謀論支持派には「ナノサーマイトは秘密兵器なので、最近までその存在は秘密
　だったんですよ」などと言われてしまうのが落ちだ。



※ 権威って怖いね（面白いね）。



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