毎度お馴染みの阿修羅の、千早＠オーストラリアさんの投稿です。
どうして劣化ウラン弾を考慮に入れないんですか？ - 千早＠オーストラリア 2007/11/15 20:41:14
WTCに突っ込んだ飛行機が突入の瞬間に見せた閃光は「劣化ウラン（DU）弾が破裂直前に見せる閃光と同じだ」と、米軍退役少佐のダグ･ロッキーが言っています。湾岸戦争直後に劣化ウランプロジェクトの責任者だった、DUのことを熟知している人の言葉です。
ここオーストラリアのABCではロンドン（7/7）の直後にWTCノース･タワーに飛行機が突入する瞬間の映像を放映しましたが（In Plane Site＝IPS＝『ボーイングを捜せ』で観た、あの映像）そのとき私ははっきりと、あの閃光を見ましたよ。
その後こちらのTV局がIPSを放映したあとは、どこのTV局もあの映像を決して見せなくなりましたが。
劣化ウランが使われていれば放射能の検出も理解できるし、癌などの病気も、他の毒素（アスベストスなど）の存在もあって、説明できるでしょう。
水爆や他の兵器の可能性を無視するわけではありませんが、どうして劣化ウランの可能性を、しかも閃光という証拠もあるときに無視されるのかがわかりません。
トンデモビデオ「In Plane Site」の映像と発癌症状から、直ちに劣化ウラン（ＤＵ）へと飛躍するんですね。
Re: それは、その可能性が無いからです。 芦田 2007/11/16 23:35:35
劣化ウラン弾は、戦車のような強靱で厚い装甲板を貫通する為にあります。砲弾の運動エネルギーが熱エネルギーに変換され、結晶構造が変形し高温を発して、装甲板を溶かしながら貫通します。だけど、ＷＴＣ程度の薄くてヘナチョコな鋼材ならば、ケーキにフォークを刺すみたいに簡単に貫通してしまうので、高温も光もでませんよ。
という芦田という人の投稿にも、以下のように応答しています。
「可能性がない」と言う理由がわかりません。 千早＠オーストラリア 2007/11/17 01:06:51
芦田さん、
＞ 劣化ウラン弾は、戦車のような強靱で厚い装甲板を貫通する為に
それだけではありませんよ。DUは銃弾や地雷にまで使われています。
＞高温も光もでません
何をおっしゃりたいのかよくわかりませんが、あれはアメリカ市民に対するShock and Aweだったのですよ。
恐怖で震え上がらせるために、その効果を最大限にしたかった。そのためには劣化ウランの破壊力は役に立ったでしょうし、先に述べた通り、IPSで見せた閃光がそのいい証拠です。
万が一にも、機体がビルの中までしっかり入らずに中途半端にぶら下がったりしたら困るし、その後の制御爆破にとって邪魔になっても困るからしっかり中に入るよう、またそこで大きく爆発するようにそれを確実にしたと言えるでしょう。
みごとなShock and Aweですよ。
「可能性がない」と言う理由がわかりません。
さてさて、それでは、Wikipediaでも見てみましょうね。
劣化ウラン弾 - Wikipedia
特性
劣化ウランは常温常圧では斜方晶構造を持ち、構造が破壊されると自己先鋭化現象（セルフシャーピング現象）を起こし 局所的に剪断破壊しながら装甲板を侵徹する。 これはガラスが割れると鋭利な刃物になるのと同じ現象で、弾等が目標に衝突した瞬間に構造が変形しても先端部分が先鋭化した構造を持ち続けるため変形しながら高い貫通能力を発揮する。 この特性はタングステン鉄鋼弾などにも無い特殊効果であるため、劣化ウランの侵徹性能はタングステン合金よりも10～20%優れているといわれている。
また、高圧に晒されると結晶構造が変形して高温を発する。 劣化ウラン弾が命中すると焼夷効果を発揮するのは摩擦熱や空気との燃焼ではなく、 自己先鋭化現象を起こしながら砲弾が変形する時に、運動エネルギーが熱エネルギーへと変換されるためである。
砲弾のような高速飛翔体において対象物との摩擦によって発生する熱エネルギーが双方へ及ぼす影響は作用時間が短すぎるため、実質上は無いに等しい。
この時の温度は1200度を越え金属を溶解させ人間を殺傷するのに十分な温度に達する、自分自身の融点も越えているため砲弾の表面が蒸発してエアゾル化した劣化ウランを撒き散らす。 このような性質のために劣化ウランは鍛造加工することが出来ないので低速掘削加工されている。
出典：平成１３年度、ダイキン工業株式会社による高速飛翔体の比較実験より
かの軍需産業、ダイキン工業のレポートですね。
高圧に晒されると結晶構造が変形して高温を発するとは、兵器としては、硬い対象物に高速で衝突する事を意味すると考えられます。従って、対戦車砲弾や、バンカーバスターの弾頭に使用されています。（是非はともかく）
これが、その閃光のビデオシーンのようですが、こんな至近距離から発射してかつ、上記のような反応を起こすにはどうすれば良いのでしょうか。
①アメリカン航空11便にＤＵ弾頭のミサイルを搭載して、発射した。
②アメリカン航空11便に対戦車砲を搭載して、ＤＵ弾を発射した。
ミサイルの初速は殆どゼロですから、この様な至近距離では最高速度に達する前に衝突してしまいます。とても期待する効果を発揮する事なく、単なる屑鉄になってしまいます。（それも相当タチが悪い）
それでは、大砲はどうでしょうか。砲弾は初速が最も早いですから可能性はあります。但し、どの陰謀論者もアメリカン航空11便が大砲をぶっ放したとは言いませんから、やはり違うようです。
さらに、芦田氏の言うようにＷＴＣ程度の薄くてヘナチョコな鋼材が相手では、ぬかに釘の如く易々と貫通してビルの向こう側へ飛んでいってしまいそうです。
結局、閃光は見れそうも無いですね。
また、癌の発生についても劣化ウランに原因を求める必要はないようです。
CTは9.11テロで救助にかかわった人々を悩ませる咳の原因を明らかにした
“WTC cough”は，2001年 9 月11日に世界貿易センタービル（World Trade Center：WTC）で，舞い上がった毒性の粉塵に曝されて救助や清掃・処理作業にあたった人々が慢性的に抱えることになった，咳を主訴とする非特異的で不可解な疾患である．Mount Sinai School of MedicineのDavid S Mendelsonらによれば，29人の“WTC cough”患者のうち25人に，喫煙者や高齢者でみられるようなair trapping，すなわち閉塞性肺疾患所見が認められたとのことである．診断は高分解CTを用い，通常の肺のCT撮影が吸気時の息止めで行われるのに対し，呼気時の息止めでの撮影により行われた．29人の患者は，通常の肺機能テストや吸気時のCTでは異常を示さず，呼気時でのCTのみで異常が描出された．つまり“WTC cough”では，通常の検査では異常を発見できないが，呼気時のCTでは軽微な異常が描出可能であることが分かった．また，その最もありふれた所見はモザイクパターンである．
WTCで救助や清掃・処理作業にあたった900人の患者についての調査では，新たに呼吸器疾患に罹患したり，呼吸器疾患の悪化を来した人たちはおよそ40％にのぼり，多くが閉塞性肺疾患であった．Mendelsonらは，大量の毒性の粉塵による末梢の気道障害が原因であろうと考えている．
ほぼ日刊イトイ新聞 - 翻訳前のアメリカ － キリスト教原理主義 対 9.11陰謀論 その3
WTC近辺のグラウンドゼロで検出された大気中のダイオキシン濃度は毒性等量180ピコグラム/立方メートル（180pg-TEQ/m3）。わかりにくいですが、これは日本の環境基準の300倍国際基準の54倍の濃度だそうです。
＜中略＞
「9.11の真実を求める研究者の会」は真実を求めるといいながら、“政府がWTCを爆破した”という妄想にこだわるあまり、「アメリカ政府による ダイオキシン毒性の隠蔽」というより可能性の高い"真実"から遠ざかってしまっているんじゃないでしょうか？
これらの説明の方が余程、納得できませんか？
ちなみに、「旧日本軍の九七式中戦車チハは、南方戦線で米軍がＭ４でチハを攻撃するときは、砲弾がもったいないというので車載機関銃を使用したそうです。それでもチハはボコボコに穴が空いて中の乗員はみんな死んでしまいました。一体何なんでしょうね？それが戦車に対する攻撃法ですか？」だそうです。
さらに後継の三式中戦車は、司馬遼太郎によると、ヤスリで削れてしまったそうです。
こんな戦車ばかりなら、劣化ウラン弾なんて必要なかったですね。
ところで、DUは銃弾や地雷にまで使われています。との事ですが、銃弾は兎も角、ＤＵ地雷ってどんな物でしょうか。もしかして、DU(Demining Unit:地雷撤去隊)の誤読ですか？
※千早＠オーストラリアさんの頭も劣化ウランの如くに相当、堅いようです。
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