（13） 勘違い？とすり替え。


こんな意見があります。 上階が落下した場合の下階の耐性に関する意見です。

「１０９階には１１０階の重量を支える構造があり、９９階には１１０〜１００階の重量を支える構造があるのではないでしょうか？
１階部分は、２〜１１０階の重量を支えて余りある構造があるのではないでしょうか？」

「当然にして、１Ｆ分の構造物の重量も、１１０階のほうが１階よりはるかに軽いと思えます。
つまり、「次の階(108F)は2階分(109F+110F)の質量の運動ｴﾈﾙｷﾞｰを受ける」かも知れないが、＜次の階(108F)は2階分(109F+110F)の重量を支えるに充分な構造がある＞と思えるのです。」


前段は、静止重量の事を言っているようです。
当然ですね、でなければ、ビルは建てられません。

後段は、落下重量の事をいっている様でいて、さり気なく静止重量の話にすり替えている様です。

当然ながら、落下する上階を支えるだけの構造を持つビルを建てる事はコストの上でも難しいと思います。
つまり、ガラス板の上に砲丸を置く事はできるが、このガラス板で２階から落下する砲丸を受け止める事はできないという事です。
確かに、ＷＴＣも下層階と上層階では鉄骨の構造や重量も異なりますが、階毎に軽くしているような事はなさそうです。
ちょっと調べれば判ることですが・・・

そもそも、爆破解体とは自重で崩壊させる技術ですから、この理屈が成り立つならば爆破解体は不可能かも・・・


戻る